すごく費用がかかる遊びだろうなと思っていた3Dプリンタですが、2ヶ月間ほどフル稼働の状態で遊んでみて、意外に費用がかからないのが判明。
自分の場合は息子氏からお古のプリンタをもらったのですが、新品を買ったとして5、6万円。フィラメントを2本ほど買ったとしても5、6千円。あとはパソコンとネット環境があれば、とりあえずはネットにアップされているデータをダウンロードし、これを使ってプリントアウトして遊べます。
道具やフィラメントを収納するためのケースや使い勝手を良くするために細々した道具などが必要ですが、大抵は百円ショップで手に入りますし、特殊なものはすでに先達の方々がネットにデータをアップしてくれていますし、自分でCADソフトで作図して作ってしまうこともできます。
無償で使えるCADソフトがいくつもありますので、それには費用はかかりません。
問題は、そのソフトが使えるようになるまでの勉強が大変だということ。ネットに解説ページなどがたくさんありますが、やっぱり紙の参考書などもあった方が良いと思います。
あとはプリンタの癖やフィラメントによって違う温度その他のパラメーターを探り当てる試行錯誤に時間がかかりますが、まだまだ発展途上のデバイスとしては仕方がありません。
なんだかんだと満足のいくプリントアウトができるまでに、1キログラムのフィラメントをほとんど使ってしまったりします。
一番の問題は、プリントアウトに時間がかかるということです。ちょっとしたものでも1時間2時間はザラで、少し大きなものになると、9時間とか10時間とか、寝る前にプリントし始めて、翌朝起きてもまだがんばってプリントし続けているなんてこともよくあります。
プリントアウトしている間は、他のことをするしかないわけですし、その間にソフトの使い方を調べたり練習したりと、飽きることはありません。
そんなわけで、実は見かけによらず、3Dプリンタ遊びはかなり以上にお金のかからない遊びだということでした。