誰かの参考になるかもしれないと思ったので作業経過も含めてまとめておくことにしました。
要約すると、
1. Catalina上のParallels desktop仮想マシンにEl Capitanをインストールし、CS6をインストール。ネックはEl Capitanの起動可能なインストーラーの入手とParallels desktopのバグ対処。
2. El Capitanから最新OSではないMojaveへのアップグレードとCS6使用可能化。ネックはMojaveのインストーラー入手とCS6使用可能化作業。
です。
………
3Dプリンタで遊ぶのに必要なドローソフトと3DCADソフトには、CS6のイラストレーターとFusion360を使っています。
自分のiMacはEl Capitanなので、CS6は動くのですがFusion360がサポート対象外で使えません。逆にMacbook Air Catalinaは当然Fusion360のサポートOSですが、CS6は動きません。なのでiMacで作画してicloudでファイルを共有し、Macbook Air CatalinaでFusion360を使うということになっています。
まあそんなに不自由ということでもないのですが、ちょっとした作画などは、Macbook Air でやってしまいたい。
でもCCをサブスクリプションする程のヘビーユーザーでも無いので、Parallels desktopでEl Capitanの仮想環境をつくり、CS6をインストールすることにしました。
Parallels desktop のインストールは順調でしたが、仮想マシンにインストールするためのEl Capitanの起動可能なインストーラー を入手するまでが一苦労。下記のアップルのページの方法に従えば良いのですが、MacBooAir CatalinaからはEl Capitanのインストーラーをダウンロードできません。
iMacのEl CapitanでインストールAppをダウンロードして、USBメモリに起動可能インストーラー を作るまでがこれまた大変。
ダウンロードしたインストールAppはそのままでは使えず、これを使用して起動可能なインストーラーを用意しないとParallels desktopの仮想マシンにインストールできません。
ネット環境がADSLなのでとにかく時間がかかり、インストーラーのダウンロードが失敗したり、また、USBメモリによってはインストーラー をうまく書き込めずに終わったりとか、時間ばかりがかかります。
やっとできたインストーラーが入ったUSBメモリで仮想マシンにEl Capitanをインストールするのにも途中でフリーズしたんじゃないかと思えるくらいものすごく時間がかかりました。
無事インストールが済んだら、CS6のインストールですが、なんと仮想マシンのEl CapitanではApple USB Super Driveを認識してくれないというParallels desktopのバグが判明。
Parallels desktopのサポートに問い合わせて相談に乗ってもらいましたが結局改善は出来ず、共有ファイルを通して本体のCatalinaのデスクトップに作ったCS6インストーラーのエイリアスを参照し、ここからインストーラーを起動するというややこしいやり方で切り抜けることになりました。もちろんSuper Driveは接続し、CS6のインストーラー ディスクは入れておきます。
無事インストールができてAiを開こうとすると「installを開くには、以前のJava SE 6ランタイムをインストールする必要があります。」というメッセージが表示されました。El Capitannまでは大丈夫だったはずなのでおかしいなと思いましたが、とりあえず指示に従ってインストーラーをダウンロードしインストールします。
こうしてなんとか無事CS6が仮想マシン上で動くようになりました。
が、なんだか動きがとろいし、冷却ファンがうるさく回り続けます。調べてみたらCPUの負荷が半端なく高いことがわかりました。ちょっと不安がありますが、まあ、使えないことはないという感じです。
これで満足しないといけないのでしょうが、「ちょっと思ってたんと違う」感が強いです。
iMacの方も、CS6とFusion360の両方が使えるようにOSをMojaveにアップグレードすることにしました。しかし、システムのソフトウェアアップデート機能を使うと最新のCatalinaにアップグレードされてしまうので、それを避けてMojaveにアップグレードするのにかなり手こずりました。
上記のページから同じようにMojaveをダウンロードして開こうとすると、「壊れていて開けません」という表示が出て一歩も進めなくなります。
アップルのサポートコミュニティフォーラム始めネットを調べ回りながら、わかったことを試してはダメの繰り返しで午前中いっぱいを浪費。最後に見つけたページ(下記リンク参照)に従い、破損警告が出るMojavaのインストーラーを右クリックし「パッケージの内容を表示」を押してcontent→SharedSupportへと進みInstallInfo.plistを削除して、なんとかインストーラー が開けました。
が、「次へ」のボタンを押すと、今度はいきなりフリーズしたように画面が停止。何度かインストーラーを開きなおしてもダメだったので諦めて放って置いたら30分くらい経ってやっと動き出し、おそらくこれもネットが遅いせいだろうと思います。当然その後のインストールにも約10時間、インストール後のセキュリティアップデートに約5時間かかりました。
MojaveでCS6を動かすためには、下記事を参考に環境を設定します。
こちらも参考になります。
これでやっと2台のMacの環境設定が終了。
なんだかんだで足掛け3日かかってしまいました。パソコンに詳しくない人間には結構な苦行です。なんだか本来やりたいことをやっているよりこういうメンテ作業?をやっている時間と労力の方が大きい気がします。
快適に作業を行うには、高速なネットと最新の機材、メモリを使用することが必須条件だということも、思い知らされました。