蕗狩軽便 図画模型工作部日記

ー シュレマル工房 覚え書き ー

鉄道模型のDCC 運転システムで出来ること

DCCの紹介パンフレットや参考書を広げると、いきなり難しい言葉が並び、ボタンが沢山並んだコントローラーの写真や機関車を分解して電子パーツを取り付ける方法の解説などが次々と目に飛び込んで来て、思わず放り出したくなってしまいます。

ちょっと興味を持った人がいちばん知りたいのは、普通の鉄道模型のコントローラーといったい何がどう違うの?何が出来るようになるの?ということで、どんな機材やどんな知識技術が必要かじゃなく、どんな遊び方が出来るかという具体的なイメージみたいなものなのだと思います。

そんな視点から、「鉄道模型のDCC 運転システムで出来ること」を整理してみました。

 

鉄道模型のDCC 運転システムで出来ること

①機関車(車両、列車)から音が出せる

②ライトを走行に関係なく点けたり消したり出来る

③機関車に発煙、パンタ上下、連結器開放などの機構を組み込んで操作できる

f:id:sktrokaru:20200623171640j:plain

 

④機関車に番号を割り振り、同じ線路上に乗せてある何両もの機関車のうちの一つを選んで運転操作出来る

⑤コントローラーをいくつも接続出来るので、同じ線路の上で、何人もの人が別々に自分のコントローラーで選んだ機関車を運転操作出来る

⑥コントローラー(親機)から線路への配線は、原則1箇所(リード線2本)だけで出来る

⑦ポイントにデコーダー(電子パーツ)を取り付けるとポイント用の配線も必要なく、コントローラーから操作出来る。もちろん番号を割り振って別々に操作出来る

f:id:sktrokaru:20200623171723j:plain

 

⑧リバース(折り返しループ)線路では、ギャップと専用の電子回路を取り付けるが、手動操作せずリバース運転出来る

f:id:sktrokaru:20200623171750j:plain

 

⑨線路に機関車の位置を検出するセンサーを取り付けると、プログラムを組んで、ポイントを切り替えたり信号を変えたり音を出させたりしながら、幾つもの機関車を自動運転させることが出来る

 

というところでしょうか?

イメージを掴む助けになればと思います。

 

追記:

コントローラーが一台だけでも運転する車両を次々と変えることで、下の動画のような運転が楽しめます。スプリングポイントを利用しているので、ポイント操作は一切していません。

10年ほど前の動画です。


Three trams go on the micro layout トミーテックポートラムDCC続行運転