今年のLEGOトレイン新製品はクロコダイルだそうです。
最近のモデルは凄く実感的?になってるし、ロッドも付いていて凄いなあと感心。これ、欲しいなあ。もうおもちゃは増やしたくないのはやまやまですが、手を出してしまうかも。
でも、しかし、造形としては、あらためて初代のクロコダイルが良いな、好みかもしれないな、ということで、旧ブログからの記事を再録します。
再録にあたって、今更ながらですが、パチもんLEGOコピー製品に手を出すのは、全力でお勧めしません。LEGOの造形デザインを組み立てて確かめたいというのが目的だとしても、LEGOはそのパーツの精度、整形、着色の色合い、質感まで含めてLEGOの造形デザインなのだという事を合わせて改めて実感出来てしまいます。でも、まあ、そういう意味では、手を出す意味があるかもしれません……
2019年7月6日(土)
パチもんレゴ クロコダイル
以前から造形の参考にしたいなあと思っていたレゴトレインのクロコダイル。そのパチもん製品のレポートです。
ずっと欲しいなと思いつつも、人気絶版品として高いプレミア価格で売られているオリジナル製品を無理してまで購入しようという気にはならないでいたのですが、AliExpressのサイトを開いたら、なぜかいきなりレゴトレイン?のラインナップが表示され、その中に、なんとそのクロコダイルが有りました。
画像に表示されている品番10183は確かにレゴ正規品のそれなのですがどうもあやしい。良く良く説明記述を見るとどうやらlepinという中国メーカーのパチもんコピー製品のようです。コピー商品に手を出すのは良くないよねと思いつつも、参考資料としてと自分に言い訳して注文してしまいました。
マデインチナの製品を中国のショップに注文したのに何故かトルコのイスタンブールから発送され、3週間ほど経って届いたのは予想外に小さな段ボール箱にぎっしり詰め込まれたブロックでした。
中国語のインストラクションが入っていましたが、ネットからダウンロードした正規品のそれとは少し編集が異なっていて、単にオリジナルをコピーしたものでもなさそうです。
ブロックそのものはレゴ正規品のデッドコピーだと思いますが、もちろんブロックのポッチにレゴの文字モールドは無く、色合いも質感も少し違います。色素顔料が少なくて表面が透ける感じというか、やっぱりちょっと安っぽい感じは否めません。特に赤の色が少し濁り気味なのが残念です。カプラー部も機能的には互換ですが形状が違っていました。
組み立てをはじめると、やはり精度があまり良くないパーツもあって、はめ合いがキツかったり緩かったり、完成後もちょっと乱暴に扱うとばらけてしまう感じ。この辺りは、本家レゴの品質がいかに高いか如実にわかるところですね。
この手の製品には当然のことながらお約束通り、不足するパーツもいくらかありましたが、元々この製品はオリジナルもビルダーズキット?として大量に組み替え用のパーツが含まれており、幸いそれらを組み合わせてリカバーできる範囲だったのは幸運でした。
かなり時間がかかりましたが、なんとか組み上げて、そのデザイン性の高さに改めて感動。標準の台車パーツを使ってよくここまでクロコダイルのイメージを上手に表現出来たものだなあと本当に感心しきりでした。本家製品のパッケージやインストラクションには、ファンユーザーによる組み替え作例がたくさん掲載されていますが、それらのインストラクションは本家製品にも含まれてはいないようです。
あと、これも本家と同じく動力台車は含まれていません。9Vシステム時代の製品なので、構造的にも現在のシステムを組み込むことは不可能でしょう。走らせるには動力を組み込んだユーレイくんのお世話になることになりますね。
まあそんなわけで、とても参考になる製品でしたが、できれば本家製品を手に入れたかったなあというのが偽らざるところです。
余談ですが、lepin ってどう読むのかな?仏語読みだとルパンですね。でも、本家ルパン(リュパン)の綴りはlupin だから、綴りもパチもんという凝ったユーモアの会社名なのかもしれませんね(^^)