凸電はスクラッチから?鉱石運搬車はエッチングキットなのかな?という感じの、真っ黒けになった、作りかけで放棄された車両の上回りジャンクをいただきました。
上回りを箱に組んだけれど屋根の取り付けに失敗して諦めたという感じの凸電はあちこち歪みがありますし、下廻りのフレームも軸穴も手持ちのどんな車輪の軸にも合いません。
とりあえずは、鉱石運搬車のフレームを車体に取り付け、てきとーに台車を履かせました。
凸電は難物。下廻りはガスコンロでバラし、杉山さんの1軸駆動用の車輪が収まるようにフレームを新製。予想以上に手間がかかります。組み立てて上回りと合体したら、屋根の取り付け位置が片方に大きくずれてるのがやたら目立ちます。車体も結構歪みが大きい模様。
よっぽど全てガスコンロでバラそうかと思ったのですが、強引にハンダゴテで挑戦。屋根をはずすと、長い側の庇に角線を半田付けして妻板の隙間を塞いでいたことがわかりました。芋付けの車体も熱を加えるとぐしゃっとズレて歪んで、その修正に一苦労。かえって手間がかかった気がします。元の部品をできるだけそのまま活かそうと思うから茨の道になるだと思います。
妻板を継ぎ足し、再度前後の庇をほぼ均等に取り付け直しましたが、あまり綺麗な工作にはなりませんでした。基本、真鍮部品は、半田付けで簡単に取り付けたり外したり何度でも出来るから、つい甘く見てしまうのかもしれません。
さて、やっとここまで来ましたが、1軸駆動でちゃんと走ってくれるかどうか。上回りのディテールも完成していないというのに、走り装置のことも大変です。
パンタグラフ?ビューゲル?も用意してあげないといかんし、下廻りのアピアランスもこれではあんまりです。
自分でスクラッチから自作する方が、いろんな意味でラクな気がしないでもありません。