蕗狩軽便図画模型工作部日記

ー シュレマル工房 覚え書き ー

ものづくりと年齢

久しぶりにコミックやアニメや小説や模型雑誌とか読み返してて、模型でも小説でもマンガ、アニメでもこういう自由奔放で詳細な設定を次々と紡ぎ出して造形していく能力って凄いなと改めて感動というか尊敬というかそんな気持ちを覚えました。若い(比較的)人達の特権なのかなと思います。

年齢が高くなる、特に高齢になると、何かのきっかけでスイッチが入れば単発的にはものをつくることはできるでしょうが、どんどん発展させたり乗り換えて新しいものや造形を生み出したりするのは、一部の人を除いて難しくなる一方だと思います。

 その点、純粋創作部分の少ない鉄道模型やAFV (SFジャンル除く) の、特にスケールモデル派はジオラマ含めて、かなり程度有利なのかなという気がします。

しかしディスプレイにはストーリーを設定してメッセージを表現するという創作力が必要だからやはり難しいことには変わりないかもしれません。

どちらにしろ、そんなふうにものをつくるには、継続的にものすごい量のインプットをして、ベースとなる、いつでも引き出せる知識や事例が頭の中に入っていることが必要だと思います。

 だから、一部の人を除いて、年齢が高くなるに従って、インプットをする好奇心と集中力が劣化してくるのが問題になってくるのだと思います。

なんか言い訳になってきましたが、歳を取りたくない……、いえ、歳をとっても好奇心を掻き立てたい、と思います。