蕗狩軽便 図画工作日記

ー シュレマル工房 めもらんだむ ー

誕生日のプレゼントに白いキックボードを買ってもらいました

f:id:sktrokaru:20210415124150j:plain

家内にお願いして、誕生日のプレゼントにキックボードを買ってもらいました。

高齢者なので?白い色です。マデインチナです。

組み立てが結構わかりにくかったのと、どう考えても何のためについているのかわからないパーツがあって不思議な設計です。

フロントホイールのハンドルステムがフットプレートの上に重なるように折り畳めるのですが、ヒンジシャフトの横にあるクイックリリースボルト(前輪のすぐ右のフレームに付いているクイックレバーがそれです)が何を挟んで締め付けているわけでもなく、???の状態。

ひょっとしてパクリデザインで格好だけ真似たと言う事なのかなあと、ちょっと不安。でも他のところの構造や溶接などもしっかりしていて、乱暴な若者が乗ってもヨボヨボの老人が乗っても問題はなさそうですので気にしないことにします。

早速、人がいなさそうな時間を見計らって、自宅前の緩い坂道で試し乗りしていたら、何故か突然申し合わせたように宅急便のトラックに続いて子供を乗せたママチャリ、学生さんらしき2人連れが次々と現れてそれぞれ不審そうな眼で………それはまあ坊主頭で薄いサングラスを掛けた人相の悪いヨボヨボの爺いが白いキックボードに乗って神妙な顔で走っていたらそりゃもうさぞかし奇怪?な光景だろうとは思いますが……恥ずかしいやんけ……

それはともかく、乗り心地は思ってたんと違って結構スパルタン。このあたりのアスファルト舗装表面が粗いせいもあるのでしょうが、硬質ゴムのソリッドタイヤだからこんなものなのでしょう。想像していたようにスーッと滑るよう、には走りません。

意外とサイズが小さく感じて結構足漕ぎがしんどい(これは歳のせい?)のと、ステムが垂直に近くキャスター角がほぼないと言っても良いくらいなので慣れるまではハンドルが安定しませんでした。少し軽減してはいるものの持病の変形股関節症の痛みがあるので思うようには扱えません。

ブレーキは後ろ側の足の踵でマッドガード兼ブレーキパッドを踏みつけますがあまり効きは良くありません。ハンドブレーキもついていますがこれはお飾りレベル。高級バージョンにディスクブレーキタイプの製品がある理由がわかりました。

でもまあ、結構面白いです。

今度はしっかり人のいない時を確認して遊ぼうと思います。

 

追記:

実は、老人が転けたら危ないからと強制的にヘルメットも一緒に 買ってくれていたのですが、これを被った老人がよたよたとキックボードを走らせているところを想像するとさらに怪しさ倍増しそうなので、とても使う気になりません。

困ったことです。

f:id:sktrokaru:20210417074503j:plain

 

ハヤカワ文庫「テンプル騎士団の古文書」

f:id:sktrokaru:20210414130517j:plain

どうも調子が出ないので「テンプル騎士団の古文書」というタイトルからしてB級臭が香ばしい海外小説を読み始めたのですが、22ページ目にして文字通り押しも押されもせぬB級エンタメ小説確定となりました。

女性主人公が、誰もが眼を奪われる程魅力的な色っぽい才色兼備のシングルマザー考古学者で、他の登場人物も皆美男美女にマッチョにオカマという念の入ったチート設定が強烈過ぎ。加えてご都合主義の展開が軽快で面白いとくればもう良質B級エンタメ作品?確定で超安心して読めること請け合いです。

というわけでボチボチと読み進めていくと、何というかもう文字通り絵に描いたように息つく暇もなく繰り広げられるカーチェイスから銃撃戦からビル屋上の追撃バトルから囚われの身の主人公の地下通路危機一髪脱出劇から炎に包まれる身体から燃え上がる厩舎に爆走する馬達から何からetc.etc.とこれでもかというくらいてんこ盛り展開の冒険活劇アクションシネマを観てるみたいなノンストップアクションミステリー?エンタメノベルです。

が、ふと表紙カバー見て、これ、原題が、「ザ・ラスト・テンプラー」というのを発見。「ラストエンペラー」のもじりかい!?

邦題を「テンプル騎士団の古文書」としたのもわかる気がします。原題そのままだと、「最後の天ぷら」って茶化されてしまいそうですものね。

ということで上巻読了。

下巻読んだらまた追記します。

 

追記:下巻読了

下巻に入ってお約束通り女主人公が女性ならではのキャラ全開の大活躍で男性準主人公とのロマンスも取り混ぜながら、その他冒険活劇アクション場面の全く調子は変わらずに、ダイビングに銃撃戦にヘリコプターに大嵐の沈没船サルベージに船上大活劇にこれまたお約束通り島の浜辺に瀕死の漂着にその他色々etc.の末に如何にもの大団円?という……全く持って絵に描いたような文字通りの良質?B級冒険活劇アクションミステリーエンタメノベルそのものの読後感で大満足?かな?と言うところでした。

解説を読むと、作者はアメリカの売れっ子脚本家で、映画脚本として完成していたものをノベライズしたものだと言う事で、ああ、そう言う事だったのね、と納得しきり。

キリスト教信者にはどうかわかりませんが、八百万の神を祀る日本人には、調子悪い時に何も考えずの流し読みには楽しくておすすめの作品だと思います。

「鉄道模型趣味」誌の「3点支持」解説記事が面白い

貸してもらった古いTMSを見ていたら、「3点支持は脱線防止の万能薬では無い。その実態と模型化を再検討する」という解説記事に行き当たりました。

f:id:sktrokaru:20210412214716j:plain

1957年12月号だから65年近く前の記事ですが、昔からイコライジングの原理?理屈?への関心は高かったようです。

興味を引かれたのはこの図。

f:id:sktrokaru:20210412213211j:plain

なにを考えてこんな妙な機構の図を?

それから、この図。

f:id:sktrokaru:20210412213241j:plain

パースが変だしイコライザーの天秤棒?の向きもおかしく見えるし(イラスト清書担当がよく理解していなかった?)、示したい事もぱっと見わかりにくい図で、なんやのん?これ?と、取り敢えず最初から読んでみることにして真面目に文字を追い始めました。

この時代はもちろんまだロンビック、等角逆捻り機構の概念はありません。なのでとにかく3点支持をピボットに据えて、のんのんずいずい話を展開していく文章がなかなかに面白かったです。

こういう読んでいて楽しく知識も得られる文章って今ではそう見られないような気がします。

しかし、ずーっと読んでいくと、右往左往あちこち鼻面を引っ張り回された末に、結局はボギー車は側枠イコライジングの2点支持台車横揺れをボルスタのバネで支えるのが最良とか、4-4-0を引き合いにイコライザーの原理と3点支持の関係をしっかり理解して適用すべしとか、今更ながらの結論に落ち着いてしまって、なんかすこし拍子抜け。

でも文章がわかりやすく軽快な上に、タイトルにカットイラストがあしらわれていたりもして、とても楽しく勉強になる記事を読むことが出来ました。

冊子をめくっていると、この記事以外にも、今ではちょっと考えられないような独特の雰囲気を持った語り口の文章がそこここに見られて、当時の鉄道模型趣味の楽しみ方の片鱗を覗き見出来たような気がしました。

 

 

 

和文様と足跡シリーズのクッキー型押しスタンプをつくりました。

和文様「桜散らし」と「梅鉢」のクッキー型押し用スタンプをつくりました。

どちらも着物の柄の模様を参考に作図しています。

梅と桜の季節には少し間に合わなかったかもしれませんが、いつ見ても綺麗な模様だと思います。

f:id:sktrokaru:20210412131523p:plainもう一つは足跡シリーズです。

ネコ、イヌ、ウマ、ウシ(シカ)、アヒル、アマガエル、ヒヨコ、四葉のクローバーの8種類です。

f:id:sktrokaru:20210412131805p:plain

しかしどうもクッキーが上手に焼けません。写真も上手に美味しそうに撮れません。

もうちょっとなんとかならないかなあと毎回思います。

改めて、もうちょっとオシャレな形に型抜きして焼き直してみようと思います。

 

今回もハンドメイドマーケットのminneにアップしました。

興味を持ってくれる方がいると嬉しいなと思います。

minne.com

 

 

昔のレイアウトのショボい山地森林のシーナリィは写実描写だった?

以前、こんな記事をアップしましたが……

sktrokaru.hatenablog.com

明治の時代そして戦前もですが、特に戦後は燃料材としての消費は急激に落ち込んだものの、復興&経済成長過程で建築土木その他パルプ等産業用の木材需要が急増して、奥山も含めて伐採が進み、元々貧弱だった里山や都市近郊林の植林だけでなく、大規模な広葉樹林の伐跡に針葉樹が植林される拡大造林が盛んに行われました。

今も続く植樹祭がいちばん華やかに開催されたのもこの頃です。植樹祭は、必ず天皇皇后両陛下が出席されてお手植えをされます。当時から(当時は特に)、植林による国土緑化が如何に重要な位置付けだったかがわかります。

広葉樹林だけでなく針葉樹の天然林や針広混交林では、傘伐という樹下更新母樹として針葉樹を疎らに残す伐採方法も行われていて、そういう施業は特徴があるので資料写真として見かけることも多いようです。

そんなことに想いを巡らせているうちに、ふと1950〜60年代レイアウトのシーナリィでよく見られる、ともすれば現実の風景には程遠く不自然でおもちゃっぽいとも言われがちな、疎らな樹木植生が目立つ山の情景は、意外と当時やその少し前の時代の風景を忠実に描写しているのではないだろうかと思い当たりました。

下はTMS特集シリーズ「たのしい鉄道模型」(1964年)掲載の天賞堂第3次オメガセントラルです。

いかにも一昔前の鉄道模型レイアウトらしい疎らな樹木植生が特徴的な山の情景です。一枚目の右上の方の線路脇には規則正しく並んで植えられた幼齢造林地が見えます。

f:id:sktrokaru:20210411004402j:plain

f:id:sktrokaru:20210411004413j:plain

下はTMS1963年5月号掲載のカワイモデルのレイアウトです。

こちらの山の樹木の散らばり方は、どちらかというと欧州や日本の亜高山帯に見られる植生を模したようにも見えます。

欧州レイアウト作品には、よくこういう感じの山地風景のシーナリィが見られます。おそらくはそれも、欧州の風景の忠実な描写と言って良いのだろうと思います。

製作協力したTMS特集シリーズ「小レイアウトと小型車両」(1965年)著者の中村汪介氏の作風の影響もあるかもしれません。

f:id:sktrokaru:20210411143009j:plain

下の写真は、TMS1957年12月号掲載の芦屋高校記念祭のレイアウトです。背景画の右上には黒々とした針葉樹林が見えます。

f:id:sktrokaru:20210411004459j:plain

シーナリィの丘陵地はパッチ状に背景画の針葉樹林と同じ様な色の大鋸屑を撒いた感じです。伐採跡に植林された樹木をお手軽に表現したのでしょうか?

背景画左下の針葉樹は疎らで、草地に樹木が等間隔で並んでいるように見えないこともなく、樹冠閉鎖前の造林地の様子を写生したのかもしれません。中央には並木が続く街道?や屋敷林か防風林のようなものも描かれています。

背景画奥の樹冠が閉鎖した背の低い針葉樹林も畑地の畝や道等との対比から見て、10年生程度の造林地を描いているように見えます。

そもそも頭の中のイメージだけで絵を描くのはもの凄く難しいことです。絵描きさんでも、実物や写真、資料を見て描く方がうんと楽でしょうし、そうすることの方が普通です。

つまりこのレイアウトの背景画を含むシーナリィも実際の風景の写実的描写と言って良いと思います。

1970年代以降、現実の世界ではどんどん造林地の樹木が成長して黒々と茂った森林になって来ています。にもかかわらず、都会のモデラーは雑誌などで先達の作品を見、それをお手本としてレイアウトを作り技法表現を模倣、コピーしてシーナリィ工作をする(そのこと自体はまったく悪いことではないと思います)ことが多かったのでしょう。その結果、表現のシンボル化が進むとともに、現実風景とのずれが拡大してしまい、それを見た人々がレイアウトの山地森林の情景を不自然に感じるということがあったかもしれません。

最近、雑誌やネットなどで発表される作品は、とても実感的で実物の写真と見まがうような作品が目白押しですが、まだまだ樹木の背丈は低いことが多いように見えますし、森林でもそれぞれの樹木の樹形樹冠の形が独立木っぽいものが多いようで、これは実際の森林を近くで見る機会が少なかったり、市販製品の樹木の影響もありそうな気がします。

しかし、雑誌やウェブで、実感的な山の森林のシーナリィが特徴的な素晴らしいレイアウトやその工作テクニックの詳しい解説をごく普通に豊富に見られるようになったのは凄いことです。

でも、だからと言って、そういうどこまでも素晴らしく精密精細で写実的な模型ばかりが良しとされるのもまた息苦しく感じます。風景シーナリィだけでなくストラクチャーについても車両についても同じことが言えそうです。

森林に限らず実際のものをよく観察し知った上で、デフォルメして好ましい形状、表現を工夫する模型工作が出来たら、そういう作品が沢山つくられ、見られるようになったら楽しいだろうなと思います。

 

 

簡易レールベンダー

蕗狩軽便の小半径用レールベンダーはもっぱらこういうのです。

f:id:sktrokaru:20210408151344j:plain

大半径の緩やかなカーブを敷いたときには、下のようなレールベンダーをつかっていました。

久し振りに発掘したので試しに100番レールを曲げてみたら、するすると綺麗に曲がります。

f:id:sktrokaru:20210408151525j:plain

タミヤ工作シリーズのユニバーサルプレートセットをベースにしてホームセンターで手に入るジュラコンのスペーサー?をローラーにして使ってつくった簡易レールベンダーです。

その昔、確か軽便鉄模アンテナ管理人の@ke_ukai氏が考案したもので、ローラーのボルトを取り付けるプレートの穴を変えて曲率を変えるので、連続的にカーブを調整すると言うわけにはいきませんが、十分に役に立ちます。

レールの底面の出っ張りがローラーの下の隙間に入り込むので、レールが捻られずに綺麗に曲がるのも良い点です。 

f:id:sktrokaru:20210408152644j:plain

 

ルーバーラティス増設

狭い狭い北向きの裏庭ですが、午後になると少しですが陽が差すのでレンガを敷いてパラソル付きのガーデンテーブルチェアセットを置いています。

建て込んだ狭い敷地の住宅のため、お向かいの家とお互いに丸見えになって気まずいのでラティスを設置していましたが、片隅の樹木を剪定したら、今まで気にならなかった方向が透け透けに。

というわけでルーバーラティスを増設しました。

柵を乗り越えて敷地から少しはみ出して枝を伸ばしていた庭木も剪定し直して、これでお隣にも迷惑をかけずにすみそうです。

f:id:sktrokaru:20210408162940j:plain