蕗狩軽便図画模型工作部日記

ー シュレマル工房 覚え書き ー

「とれいん」誌掲載記事の一部訂正について

今月発売の、「とれいん」2024年5月号、池袋鉄道模型芸術祭レポート記事に掲載された、蕗狩軽便図画模型工作部の展示画像キャプション(下画像)を一部訂正します。

機関車の上廻り車体は私自身の設計では無く3Dプリンター用フリーデータサイトで入手したデータをアレンジしてプリントアウトしたもの、下廻り台枠および細部パーツを新たに自身で設計しています。

たぶん、会場でとれいん誌の取材の際にお渡しした展示概要の書き方が紛らわしかったことが原因と思われ、反省しています。

ウェブサイト等で入手した3Dプリント用フリーデータは、作者へのリスペクトと共に、記されたCCライセンス等の利用条件に留意して適切に利用することが必要です。

下記が、使用したデータのクレジットおよび入手先リンクです。

original stl data: HOe/-9/n30 very tiny electric loco by ho_modelerTipper wagon with load, 4-axle, h0e by zhelneen

 

 

 

 

臨時おもちゃドクターになって壊れて音が出なくなった30年前のキーボード玩具の修理をしました

30年前、インドネシアのバリに住んでいた頃、娘にねだられてマタハリデパートかティアラデワタで買ったキーボード玩具です。どうぶつの鳴き声の音でキーボードが弾けたりします。

今でも娘のお気に入りで、持ち帰って子供たちに遊ばせていたのですが、キーボードの上に転んで踏み付け、幾つかのボタンと鍵盤の音が出なくなってしまいました。

直せないかな?と相談されて、ダメ元でということで修理してみました。

本体を振るとカラカラと音がします。開けてみたら、キーボードのスイッチを配したプリント基板が割れていました。当然割れ目で回路が断絶しています。ボタンスイッチの部分に大きな力が掛かって割れてしまったようです。

割れたカケラをエポキシ接着剤でくっつけ、プリント配線を繋ぎます。

このプリント配線、銅ではなくて思うようにはんだが流れてくれないのには困りました。基板の歪みで割れ目に段差ができてしまっているため上手くはんだを盛って繋ぐことができず、途中から真鍮線を使ってジャンパしました。なんか要領の悪い汚い工作が恥ずかしい……

一応、導通を確認して仮組みします。基板もケースも固定ネジの本数が異常に多いのにびっくりです。今ならほとんど嵌め込み構造だと思うのですが、この頃の製品は過剰なくらいしっかりしたねじ止め構造で、手間は掛かりますが割と容易に分解修理出来る設計になっているのがありがたいです。

電源を入れて確認したら、プリント基盤の割れ目にかかっていたボタンスイッチ以外は元通り音が鳴るようになりました。良かった!

孫たちも気に入っていたおもちゃのようだったので、まだまだ役に立ってくれると嬉しいです。

✖️印が付いているのが音の出ないボタン。他はみんな大丈夫です。

載せてあるテーブルも娘が子供の頃のもので、折り畳み脚が壊れて外れてしまっていたのを一緒に修理しました。

初めて気がつきましたが、フランス語で、「一緒にいて楽しい人」、「あなたに幸せを」って書いてあるのですね。なかなか可愛いテーブルです。

 

Bトレイン、三陸鉄道 「キット、ずっと号」組み立てました

もう増やさないと決心していたのですが、桜の季節、Bトレインショーティーの2両編成ラッピングでんしゃが可愛いくて、うっかり「三陸鉄道 36形 キット、ずっと号」をポチってしまいました。

例によって例のごとく何故かストックパーツ箱から出て来たKATO小型動力ユニットと台車を組み込んでNゲージ化。

動力ユニット、台車の取り付けは、アーノルトカプラーを根元から切り飛ばし、オリジナルのマウントと連結器を利用します。その方が丈夫で手荒な扱いに耐えられます。

これで4種類のラッピングでんしゃができました。小さなエンドレスでクルクル走らせると楽しいです。